immorality




















どうしたらあなたの胸の奥深くに永遠に巣食うことができるだろうか?分からないわたしはまたあなたの皮膚に爪を立てる。獣じみた愚かな行為だ。それでも何かせずにはいられない。不安が拭いきれなくとも。
















それが愛かどうかはわからないけれど
その深緑の目がわたしを映す瞬間にわたしは抑えきれない自分の欲に気づく。
何度触れても掴みきれないその腕を、
髪を、
肩を、
肌を、
その孔を、
どうしたらわたしだけのものに
しかし心のないあなたに巣食うことはできない。何をしても上っ面だけの薄っぺらいおままごとだ。言葉に命を吹き込むことはできない。だってわたしはまだ、自分の身体でさえ越えられない。









「ウルキオラ、あいしてる









触れたあなたに毒が回るように仕掛けるわたしは既に毒を飲んでいる。身体を越えられないわたしはまだ、心をもたないあなたの作り出す愛(に見えるもの)を望んでいる。あなたの皮膚に血が滲むまで。









(100130)